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国後島 エコトレイル「生態系の径」がロシアの宝物大賞を目指す

国後島のクリル自然保護区にあるストルボフスカヤ・トレイル(生態系の径)は、ナショナルジオグラフィック・トラベラーが毎年選定する「ロシアの宝物大賞」の獲得を目指している。トレイルでは国後島の太古の森を見ることができる。確認されている植物は200種、そのうち30種がロシアのレッドブックに記載されている。トレイルの歴史はメンデレーエフ火山(羅臼山)の活動と密接に関連している。20世紀初頭に日本人によって建設された馬が通る道の一部で、火山の噴気孔から抽出された硫黄を海岸まで運んでいた。道沿いには火山温泉がある。トレイルはユジノクリリスク(古釜布)—ゴロブニノ(泊)道路のユジノクリリスクから15kmの地点から始まる全長3.2km。トレイルでは信じられないほどのキノコがなっている。2017年にはロシアで初めてベニタケの仲間のヒビワレシロハツ、オニイグチモドキの2種類のキノコが発見された。このコンテストには、全ロシアから大バイカルトレイルなど多数のルートがエントリーしている。トレイルへの投票は10月10日まで可能だ。(astv.ru 2021/10/6)

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