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河野氏、領土交渉 「56年宣言基礎」 道議会自民とネット会合

 河野太郎行政改革担当相は15日、道議会自民党有志とのオンライン会合で、ロシアとの北方領土交渉について、1956年の日ソ共同宣言を平和条約締結交渉の基礎に位置づけた、2018年11月のシンガポールでの日ロ首脳の合意に沿って進める考えを明言した。(北海道新聞2021/9/16)

 同宣言は平和条約締結後に歯舞、色丹2島を日本に引き渡すと明記しており、安倍晋三前首相はこの会談で事実上の2島返還方針に転換した。河野氏は2島返還を目指すのかどうかは明言しなかったが、「安倍・プーチン(大統領)のシンガポール合意に戻って、しっかりやる」と述べた。

 安倍政権下で外相として日ロ交渉に携わった河野氏は、首相としてプーチン氏とのトップ外交に取り組みたい考えを強調。中国の脅威を挙げ、「ロシアをわが方の陣営に取り込んでいく」ために、日ロ関係の発展が重要だと説明した。(藤本卓郎、古田夏也)

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