北方領土の話題と最新事情

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2023-05-30から1日間の記事一覧

返還運動 進む世代交代 千島連盟副理事長に元島民2世 領土交渉停滞・1世高齢化、継承に難題

北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)の29日の総会で、連盟として初めて元島民2世の副理事長2人が選ばれた。ロシアのウクライナ侵攻の影響で日ロ両政府の溝は深まり、同連盟もロシア側に「望ましくない団体」に指定されるなど…

北方領土の人口、2年連続減 ウクライナ侵攻が影響か

ロシアが実効支配する北方領土の2023年1月1日時点の総人口は、前年比354人減の1万8403人となり、2年連続で減少した。新型コロナ禍が落ち着き、季節労働者の移入などで増加した集落もあるが、駐留するロシア軍部隊がウクライナ侵攻に派遣され…

千島連盟 新理事長に松本氏選任 2副理事長は初の元島民2世

北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟、札幌)は29日、札幌市内で総会を開き、新理事長に松本侑三前同連盟道央支部長(81)=札幌市=を、副理事長に元島民2世の2氏を選任した。同連盟によると、2世が副理事長以上の役職に選…

「若い後継者にゆだねざるを得ない」千島連盟理事長退任の脇氏

【根室】北方領土の元島民らによる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟、札幌)は29日、新理事長に択捉島出身の松本侑三氏(81)=札幌市=を選ぶなどし、根室管内からは8年理事長を務めた脇紀美夫氏(82)=羅臼町=と、10年副理事長を務めた河田弘…

択捉島・紗那に残る「2つの鐘」--郷土博物館の展示から 「いつか戻って来ることを願って、寺院の鐘を外部の目から隠したのではないか」

択捉島の社会政治新聞「クラスヌイ・マヤーク(赤い灯台)」とクリル郷土博物館の共同プロジェクト「博物館の秘密:展示の歴史」から、今日は鐘についてのお話。郷土博物館には2つの鐘が展示されている。これらは別々に博物館に収蔵され、外見は似ているが、異…

色丹島・斜古丹で2階建て住宅が火災 96㎡焼く

28日夜、色丹島マロクリリスコエ村(斜古丹)のレスナヤ通りにある2階建ての住宅で火災があり、屋根裏部屋やベランダなど96㎡を焼失した。同日午後10時9分に通報があり、消防車2台と消防士6人が出動。午後11時に消し止めた。負傷者などはいなかった。捜査当局…