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「陸揚庫」の保存や活用法検討へ 専門家ら現地視察 根室

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 終戦直後まで北方領土国後島根室市をつなぐ海底ケーブルの陸揚げ施設だった「陸揚庫」の保存や活用法を検討するため、歴史や建築の専門家などが31日現地を視察しました。(NHK北海道2021/7/31)

「陸揚庫」の保存や活用法検討へ 専門家ら現地視察 根室|NHK 北海道のニュース

 根室市にある「根室国後間海底電信線陸揚施設」=通称「陸揚庫」は、新たに国の登録有形文化財に登録されることになっています。昭和10年に建てられ根室市国後島の間の海底に敷設されていた通信ケーブルの陸揚げ地点として、終戦直後まで使われていました。

 31日は具体的な保存や活用の方法を検討しようと、歴史や建築の専門家らが現地を視察しました。専門家らは建物の周囲や内部も視察し、▽海沿いの擁壁と陸揚庫が同時代に造られたものか確認したり、▽ケーブルを通していたとみられる15センチ四方の穴の形状を確認したりしていました。根室市では今後、専門家らとともに議論を重ね、再来年の3月をめどに保存や活用について考えをまとめる方針です。

 国土技術政策総合研究所の長谷川直司博士は「鉄筋コンクリートの劣化現象が典型的に出て厳しい状態にある。この場所に残すのか移動させるのかを含め、保存・活用について皆さんと議論しながら進めていきたい」と話していました。

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