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択捉島・紗那 ソ連時代の衛星通信基地「オービット」ステーションが解体

ソ連時代に択捉島リリスク(紗那)に整備され、人工衛星を使って島内のテレビや電話の送受信を担ってきた通信システム「オービット」ステーションが解体された。オービットは、「モルニヤ」シリーズの人工​​衛星に基づいて構築された通信システムで、クリル地区行政府によると、施設の建設は1978年に始まり、1979年11月1日には島の住民がテレビ放送を見ることができた。その後、より高い周波数で動作し、最新の通信機能を提供する オービット-2 などの改良されたステーションが導入された。1984 年までは、放送されていたチャンネルは 1 つだけで、午前 10 時に始まり、午後 11 時に終了した。その後、他のチャンネルが登場し、ラジオ局「マヤック」と「ロシアのラジオ」が放送された。2005 年からは大型アンテナによるモバイル通信も行われるようになった。オービット・システムは当時の高度な衛星通信で、択捉島住民に情報と娯楽へのアクセスを提供してきた。(astv.ru 2024/6/15)