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択捉島の民間セクターにも光ファイバー通信回線を構築 新たに200世帯以上が高速インターネットに接続

ロシアの通信大手ロステレコムは択捉島のクリリスク(紗那)、レイドヴォ(別飛)、キトヴィ(内岡)にある民間住宅200世帯以上に光通信回線を構築した。これによって、択捉島の民間セクターにおける光ファイバーネットワークの構築が完了した。GPONテクノロジーを使用して、最大500 Mbit / sの速度で高速インターネットにアクセスできるようになった。住民は「私のアパートにもインターネットが整備された。スピードが速く、とても快適だ」と喜んだ。2019年、ロステレコムはサハリン本島とクリル諸島南部(択捉島国後島色丹島)間のオホーツク海に、全長約850kmの光ファイバー通信回線を敷設した。リマレンコ知事は「クリル諸島の住民は政府サービス、ソーシャルネットワークインスタントメッセンジャー、オンラインシネマ、ストリーミングサービス、電子図書館、教育プログラムにアクセスできる必要がある。これは島全体の発展にとって非常に重要であり、択捉島の民間セクターに光ファイバーネットワークの構築が完了したことをうれしく思う」と述べた。(サハリン・メディア2021/12/29)

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