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択捉島・瀬石温泉 第18機関銃砲兵師団が創立46周年を祝う

択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)に司令部を置くロシア軍第18機関銃砲兵師団が19日、創設 46 周年を祝った。同師団は東部軍管区(当時は極東赤旗)の軍隊司令官の命令により、1978年5月19日に編成された。この師団は、ハバロフスク近郊の第129師団のいくつかの部隊を基に編成された。当時の国際情勢は緊迫しており、東側の国境の守りを強化する必要があり、新しい部隊の軍人が択捉島国後島に配置された。同師団は、ロシア軍の元「改革者」アナトリー・セルジュコフの下で解散を免れた唯一の機関銃・砲兵部隊である。師団長のアンドレイ・アルヒポフ大佐は、師団結成46周年の前夜、部隊編制における世代間のつながりについて語り、初代司令官イワン・モロゾフ大将や管区司令部などからの祝辞を読み上げた。ウラジミール・コズロフ少将(2002年から2007年まで部隊を率いた)はオンラインで祝意を伝えた。クリル地区のアンナ・オスキナ市長は「戦闘の最前線に立っているあなた方は、尊厳を持って祖国に仕えている」と称え、ゴリャチエクリュチェフスカヤ中等学校の校長で地区議会議員であるナタリア・ナジトコワ氏は「あなた方は勇気、勇敢さ、不屈の精神、そして英雄的行為の模範です」と称賛した。式典ではアルヒポフ師団長から多くの軍人に感謝状と記念品が贈呈された。(赤い灯台テレグラム2024/5/19)