北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2023-10-31から1日間の記事一覧

国後島・泊 観光客が「白いヒグマ」と遭遇

10月31日、国後島ゴロブニノ(泊)近くの道で、観光客グループが白いヒグマと遭遇した。SNSに投稿された写真からすると、ヒグマは体の半分が白で半分が茶色だった。10月初旬には択捉島のホワイト・ロックス(白い崖、ビラ海岸)の断崖を登る白いヒグマが目撃され…

国後島の生物季節上の「夏」144日観測 過去37年間で最長を記録

暦の上の夏はとっくに終わったようで、ロシアの多くの地域で初雪が降ったが、国後島ではすべてが季節パターンに規定された独自のスケジュールに従って動いており、夏が秋に権利を譲ったばかりだ。クリル自然保護区は1988年の設立以来、気象状況の推移と生物…

シロザケで「沸騰」する択捉島の川

択捉島の川は今、大量のシロザケで文字通り「沸騰」している。魚は本能に導かれ、最後の旅に出る。自然の食卓にあふれているごちそうを目当てにヒグマもやってくる。迫りくる冬。残りの期間で脂肪を増やす必要がある。腹いっぱい食べた後は、巣穴にこもって…

サハリン—ハルビン路線を週2便に増便 オーロラ航空

オーロラ航空は12月2日から、サハリンのユジノサハリンスクと中国ハルビン間の定期便を週1便から2便に増やす。運航は水曜日と土曜日でユジノサハリンスク発14時、ハルビン到着13時55分。帰りはハルビン15時に出発し、ユジノサハリンスクに20時40分に到着する…

国後島 市営企業「ドッケル」代表に罰金 ブレーキ故障を知りながらバスを運行

国後島で観光客を乗せたバスが側溝に転落し、乗客が重傷を負った事故で、サハリン州仲裁裁判所はバスを運行している市営企業「南クリル・ドッケル」の代表者に対して4,000ルーブルの罰金を課した。事故はブレーキシステムの故障が原因だったが、同社は故障を…

択捉島の博物館、水産加工場 ウクライナ派遣兵士の子供たちを招待

択捉島では29日、ウクライナでの特別軍事作戦に派遣されている軍人の家族を支援する取り組みとして、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)駐屯地の軍人の子供たちが島の水産加工場や郷土博物館に招待された。テレグラムチャンネル「エトロフ・ニュース」が伝えている…

択捉島 獲れたてのシロザケ1kg 90ルーブルで販売「手頃な価格の魚」事業

択捉島で30日、住民や観光客に獲れたばかりのシロザケが格安で提供された。住民が島の魚生産者から毎日新鮮な製品を購入できるようにと、リマレンコ知事が提唱した「手頃な価格の魚」事業の一環。この日はシロザケ1kgあたり90ルーブル(約145円)で販売された…

北方領土元島民 デジタル地図に生の声 出身地ごと表示 道が公開へ

【根室】道北方領土対策根室地域本部は30日、北方領土の元島民の講話やインタビューなどの動画を出身地ごとにデジタル地図のグーグルマップに表示する「北方領土の元島民の思いマップ」を11月1日から公開すると発表した。元島民は平均年齢が88歳とな…

タンチョウ死骸から鳥インフル 高病原性なら2例目 別海

道は30日、根室管内別海町で25日に回収された国の特別天然記念物タンチョウ1羽の死骸から、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。環境省が国立環境研究所(茨城県つくば市)に依頼し、致死率の高い高病原性かどうか調べてい…