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色丹島 交通警察が未登録車両を押収 住民が怒る訳

先週、色丹島では自家用車の車両登録の有無を調べるため交通警察官による家宅捜索が行われ、多くの住民が未登録の車両を運転していたことが判明した。住民によると、島内を走る多数の車は何年も登録されていないという。車両の登録や技術検査は法律で2年に1回義務付けられているが、島の住民はそのたびに車を船に乗せてサハリンまで運ばなければならないことが背景にある。住民は島内で手続きや検査が出来るよう求めて来たが、拒否されてきた。このため、住民はナンバープレートを付けずに運転するか、日に何本も走っていない路線バスを利用するかの選択を迫られてきた。住民の1人は「ここは、15分ごとに運行されるバスに乗って、いつでも行きたい場所に行けるような都市ではない。多くの人がマロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(穴ま)を行き来する。夏には歩行者は未舗装のため粉塵で窒息し、冬には強風の中、凍った路面を歩くことになる。今回の件は、色丹島で問題を解決する機会が与えられていないだけのことだ」と憤慨している。(citysakh.ru 2023/12/27)

(Shikotan telegraphより)