北方領土の話題と最新事情

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2023-02-25から1日間の記事一覧

北方領土元島民「死ぬ前にもう一度故郷に。それもかなわないかも」ウクライナ侵攻終結願う

【根室、標津】ロシアのウクライナ侵攻が24日で1年となり、北方領土に隣接する根室管内の元島民らは、故郷を追われたウクライナ人の姿に自らの経験を重ね、戦況を見つめている。犠牲者が増え続ける中、戦闘行為の終結を願う気持ちは強まるばかりだ。北方…

ウクライナ侵攻1年 元島民や漁業者、募る苦悩 領土交渉、四島操業見通せず

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって、24日で1年となった。1年間で日ロ対立は深刻化。北方領土交渉やビザなし渡航は途絶えたままになり、四島周辺での漁業にも影響している。北方領土に隣接する根室・釧路管内の元島民や漁業者たちは情勢の安定化…

「贈り物みんな無駄に」ロシア人島民の絵画展企画・熊谷征子さん(79)=根室市<侵攻 今、地域は 四島よ~ウクライナ危機1年>特別編(2)

「征子さんは元気ですか」「征子さんによろしく」 新年、北方領土から友人を介して届いた電子メールには、根室市の主婦、熊谷征子さんを気遣う内容が記されていた。熊谷さんの脳裏には四島とのビザなし交流で根室を訪れ、自宅に滞在したロシア人島民の姿が浮…

「政府はどこまで真剣か」色丹島出身・能登敏雄さん(79)=根室市<侵攻 今、地域は 四島よ~ウクライナ危機1年>特別編(1)

2月7日の「北方領土の日」、根室市内で開かれた根室管内住民大会で、色丹島出身の能登敏雄さんは850人の参加者と一緒にシュプレヒコールを上げた。一般参加者を入れた大会は3年ぶり。叫びにも力が入った。(北海道新聞根室版2023/2/21) ただ、能登さん…

国後島と色丹島で愛国パレード「動員された住民50人と駐屯部隊の兵士数百人がウクライナで闘っている」

ウクライナでの特別軍事作戦開始から1年となる2月24日、国後島と色丹島では統一ロシアの支持者や国後島ラグンノエ(ニキシロ)に駐屯する第18機関銃砲兵連隊、色丹島の国境警備隊分遣隊の指揮下で、自動車パレードと愛国集会が開催された。国後島ではラグンノ…