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国後島と色丹島で愛国パレード「動員された住民50人と駐屯部隊の兵士数百人がウクライナで闘っている」

ウクライナでの特別軍事作戦開始から1年となる2月24日、国後島色丹島では統一ロシアの支持者や国後島ラグンノエ(ニキシロ)に駐屯する第18機関銃砲兵連隊、色丹島国境警備隊分遣隊の指揮下で、自動車パレードと愛国集会が開催された。国後島ではラグンノエやゴリャチ―・プリャジ(瀬石)、ユジノクリリスク(古釜布)の住民らが午前11時30分に地区中央広場(レーニン広場)に集結。南クリル地区のゴミレフスキー市長のテレグラムチャンネルによると、40台の車両のほとんどすべてがロシア国旗や陸軍、海軍の旗を掲げていた。同連隊はレーニン広場に近代兵器を展示し、統一ロシアの若者たちは巨大なロシア国旗を掲げるパフォーマンスを行った。色丹島でのパレードは、マロクリリスコエ村(斜古丹)からスタートし、隣のクラボザボツコエ村(穴澗)に向かい、参加者は解放戦士の記念碑に花を捧げた。集会には、国境警備隊分遣隊の隊員や色丹島の2つの水産加工企業(オストロブノイ、クリリスキー・ルイバク色丹工場)の従業員、島内の2つ中等学校の生徒が参加した。ゴミレフスキー市長は「今日、私たちの擁護者(軍隊)は、言葉ではなく行動で、祖国への忠誠と不屈の精神を示し、ウクライナでの特別軍事作戦で困難な奉仕を行っている。サハリンとクリル諸島の住民は、かつての祖父や曾祖父のように、ロシア国境を守るために立ち上がった。ウクライナでの作戦には国後島色丹島の住民約50人が参加。ラグンノエの軍部隊の数百人が戦闘に参加している。祖国の防衛の日(23日)を記念した厳粛なイベントで、南クリルの人々は若い将校、軍曹、およびラグノエ村の機関銃砲兵連隊の軍人、特別軍事作戦への参加者に拍手を送り、そして16人の軍人が政府から「勇気」勲章を授与された。私たちは偉大な軍隊の勝利を信じている」と語った。(サハリン・メディア2023/2/25)

国後島でのパレード

色丹島でのパレード