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択捉島住民の長年の夢 本土への直行便が実現 紗那--ウラジオ便初飛行

択捉島住民の長年の夢である本土への直行便が実現した。12月6日、オーロラ航空が択捉島リリスク(紗那)からウラジオストクへの初飛行を行った。クリル地区のアンナ・オスキナ市長代理は「このフライトは、プーチン大統領サハリン州のリマレンコ知事の積極的な支援のおかげで可能となった。ウラジオストクへの空の旅は、択捉島住民にとっても沿海地方の州都の文化的、社会的生活に参加する素晴らしい機会となるだけでなく、本土から直接、観光客がやってくるという新たな時代の扉を開くものだ」と語った。初便はオーロラ航空の代表者、報道関係者、択捉島ヤースヌイ空港の職員らによって厳かに出迎えられ、乗客25名と1頭のスパニエル犬が搭乗した。飛行機は予定通りクリリスクを離陸し、2時間50分後にクネヴィチ空港に着陸した。7日にはウラジオストクからの便が現地時間15時10分頃にヤスニーに到着する予定だ。12月末まで、ウラジオストク行きの便は週1便、水曜日にクリリスク発、木曜日にウラジオストク発で運航される。(エロトフニュース2023/12/7)

サハリン州政府のセルゲイ・オロンツェフ副首相は「このルートはサハリンのユジノサハリンスクを迂回して直接ウラジオストクを訪れることができる。択捉島住民の間で需要があると信じている」とコメントした。択捉島ウラジオストク便は連邦予算から補助金を受けており、片道の料金は2,000ルーブルからに設定されている。マキシム・ゾゴレフ運輸道路省副大臣は「観光客の大量流入などにより、クリル諸島の繁忙期の需要は高い。新ルートの開通により、クリリスクの交通アクセスが向上すると期待している」と述べた。 (サハリン・メディア2023/12/7)