【中標津】根室高の部活動「北方領土根室研究会（北方研）」による出前講座が２８日、中標津高で開かれ、北方領土の歴史や北方研の活動内容への理解を深めた。(北海道新聞根室版2023/11/30)
道北方領土対策根室地域本部の主催。根室管内の高校生に北方領土への関心を高めてもらい、北方研の活動への参加を促すために本年度から行っている。
中標津高の２年生約１３０人が受講した。根室高３年の半田つくしさん（１８）が、領土問題の経緯や現在の北方四島の様子を説明。「開発が進み、豊かな自然が影響を受ける可能性もある。四島の環境問題に関心を持って」と呼びかけた。
１年の類瀬智人さん（１５）は研究会の活動内容を紹介。地元のＦＭラジオに出演したり、イベントで署名活動を行ったりすることで北方領土返還運動の啓発に取り組んでいるとし、「根室管内から活動の輪を広げていきたい」と話した。（野口今日子）
