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北方四島周辺海域 マイワシ漁獲量42万8千トンを超えた 前年比88%増

ロシア連邦漁業庁は、南クリル海域(北方四島周辺)におけるマイワシの漁獲量が11月中旬までに、42万8,000トンに達したと発表した。前年同期比88%の増加だ。これを受けて南クリル海域での推奨漁獲量は40万トン引き上げられ、88万4,000トンとなった。全ロシア水産海洋研究所太平洋支部(TINRO)の情報によると、27隻の中・大型船がイワシ漁に携わっている。漁は主に南クリル海域でトロール網やまき網で行われている。各漁船の 1 日の最大漁獲量は 700 トンを超え、1 隻あたりの平均漁獲量も 274 トンとなっている。この1週間の漁獲量は3万4,800トンに上っている。水産庁によると、マイワシは船上や沿岸の工場の両方で加工され、主に国内市場に供給されている。(fishnews-ru2023/11/16)