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北方領土に発電施設建設 ロシアのエネルギー最大手ロセッティ

ロシア最大のエネルギー企業「ロセッティ」が今後数年間で、クリル諸島(※この場合、北方四島)で複数の発電所と送電網施設を建設する。ウラジオストクで開催されている東方経済フォーラムで、サハリン州政府とロセッティが協定に署名した。協定によると、国後島には16MWのガス・ディーゼル発電所と5MWの風力発電所色丹島には24MWのガス・ディーゼル発電所と6MWの風力発電所の建設が計画されている。択捉島では既存のディーゼル発電所を再建するとともに、地熱発電所の建設を進めている。サハリン州のリマレンコ知事は「クリル諸島は信頼できるエネルギー供給を必要としており、ロセッティ社と協力してこの問題を解決する。クリル諸島の発電は輸入エネルギー資源(液化ガスやディーゼル燃料)のみに依存しないことが重要だ。風力と地熱の利用は、クリル諸島の孤立したエネルギーシステムに対する一種の保険となり、住民と企業に安定したエネルギー供給を保証するだろう」と述べた。(sakhonline2023/9/12)

択捉島ディーゼル発電所

2014年に設置された国後島・泊の風力発電