北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-07-08から1日間の記事一覧

北方領土に対する主権強化の側面も 2023年の択捉島、国後島ガス化

2023年に暖房や電気をつくる燃料をガスへ移行する国後島と択捉島では、光熱費などの公共料金引き下げや新たな経済発展につながると期待が高まっている。択捉島を管轄するクリル地区のロコトフ市長は「択捉島の電力事情は、石炭から暖房用エネルギーを得て、…

北クリル パラムシル島の飛行場設計業務入札

北クリルのパラムシル島セベロクリリスクに整備される小型旅客機用の飛行場整備に関して、設計業務にかかる入札情報が公開された。DHC-6-400ツインオッターが離発着できる滑走路とエブロン、ターミナルビル、燃料貯蔵施設などの設計・見積もり業務で、予定価…

択捉島 新型コロナ感染拡大で「漁師の日」イベント無期延期に

択捉島を管轄するクリル地区行政府は、新型コロナウイルスの感染が再拡大していることから、11日の日曜日予定していた「漁師の日」を祝うイベントを無期延期することにした。8日に開催された対策本部会議で決定した。「択捉島では疫学的状況が悪化しており、…

北方四島含むサハリン沿岸の沈没船撤去へ 政府が2000億ルーブル割当

クリル諸島を含むサハリン州の沿岸に放置されている沈船数十隻が一掃される。船舶の所有者に対して処分を義務付ける法案が今秋にも国会に提出される一方、プーチン大統領のイニシアチブで沈船などを撤去する優先プロジェクトに2000億ルーブルが割り当てられ…

択捉島・内岡にLNGプラント建設 2023年9月--12月までにガス化

択捉島と国後島では2023年の第四四半期に島内の暖房を賄う燃料がLNG(液化天然ガス)に置き換えられる。これに伴い、択捉島のキトヴィ(内岡)近郊にLNGを再ガス化するプラントと貯蔵施設が整備される。サハリン州のリマレンコ知事が6月29日に択捉島を訪問した際…

択捉島 2021年上半期の出生数46人 前年同期比18人増

択捉島を管轄するクリル地区登記所によると、2021年1月から6月までに、択捉島で46人の赤ちゃんが生まれた。昨年同期の28人を大幅に上回った。新生児の半数以上にあたる24人が島内のクリル地区中央病院の産科病棟で生まれている。昨年は23人の母親が島内で出…