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国後島 サケの孵化・養殖事業のプロセスがスタート 1950年代以降で初めて

5月22日、国後島の南クリル・リボコンビナートの孵化場で、シロザケの稚魚がラグンノエ湖(ニキショロ湖)に放流された。1950年代以降、国後島では魚の養殖は行われてこなかった。数年前、同社は現在の危機的な状況を変えるため、ラグンノエ地域に魚の孵化場を建設し、多額の投資を行った。昨年、3年半かけて海で成長したシロザケが同社の養殖場に戻ってきた。その量は40トンに達した。そこから850万個の卵が孵化事業のために採卵され、ラグンノエ湖にある特別な天然の生け簀の中で、必要な体重になるまで3か月間育てられ、この日、放流された。孵化・養殖事業のプロセスが名実ともにスタートした。(南クリル地区のゴミレフスキー市長のテレグラム2023/5/24)