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国後島、色丹島の人口が100人増加した

 国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル地区のゴミレフスキー市長が地区議会に提出した社会経済状況に関する報告によると、今年の初めの南クリル地域の人口は11,900人(都市部7,800人、農村部4,100人)で前年より100人増えた。(サハリン・インフォ2021/4/10)

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 昨年1月から11月にかけて、99人が生まれ、59人が死亡。自然増は40人だった。 2019年の同時期のデータと比較すると、18人増加している。また、81組が結婚し、68組が離婚している(2019年は結婚71組、離婚47組)。1月から11月の転入者は748人、転出者は688人で、移住した人は60人(都市部で22人、農村部で38人)だった。

 今年の1月1日の時点で264の法人と226の個人起業家が市区町村に登録されている。昨年 1月から11月にかけて4,400人が正式に雇用され、従業員1人あたりの平均月収は82,700ルーブル(2019年は78,200ルーブル)。大規模および中規模の企業では、平均賃金は高く、88,800ルーブルになった。

 過去1年間で、446人が仕事を求めて雇用センターに登録(2019年は354人)。 297人が雇用された。このうち常用雇用32人、一時的な仕事のための265人。失業者は 107人だった。企業・機関などでは医師、電気技師、会計士、左官、ガス溶接機、車の運転手、エンジニアなど246人が不足している。