北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-10-12から1日間の記事一覧

島内の既存企業は免税制度の対象外 サハリン州のベリク首相が国後島訪問で明言

10月9日、サハリン州政府のアレクセイ・ベリク首相が国後島を訪問した。ベリク首相はゴロブニノ(泊)村を訪れ、幼稚園(定員40人)と中等学校(60人)を併設した学校の建設現場を視察した。この後、ユジノクリリスク(古釜布)—ゴロブニノ間の高速道路整備について…

北方領土から泳いだロシア男性、茨城に移送 故郷の母に電話も

8月中旬、北方領土の国後島から北海道標津町に渡り、難民申請したロシア人男性。海を泳いで渡った、と話した男性は当初、出入国在留管理庁の札幌出入国在留管理局に収容され、9月中旬に東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に移送された。朝日新聞記者が…

ベリク首相が国後島のアパート視察 国後島と色丹島で11棟のアパート建設中

サハリン州のアレクセイ・ベリク首相は国後島を訪問し、老朽化した緊急避難用住宅から住みかえる家族のために建設されている集合住宅を視察した。「緊急住宅からの住み替えは優先事項の1つ。人々は快適な環境で暮らすべきで、計画通りに新しい家が引き渡され…

国後島 地熱発電所の運営企業を公募 入札最低価格は1億6,000万ルーブル

南クリル地区行政府の市有財産管理局は、国後島のメンデレーエフスカヤ地熱発電所を運営する企業を公募している。契約期間は2年間で運営業者は入札で決定し、最低価格は1億5,830万ルーブル。2021に入って運営業者を探しているが、これまで応募した業者はいな…

国後島、色丹島で「教師の日」を祝う 教師ら35人を表彰

南クリル地区の国後島と色丹島で教師の日に合わせて記念式典が開かれ、幼稚園アレンカのオリガ・ウリャノワ園長をはじめ教職員35人が表彰された。南クリル地区に前部で5つの中等学校があり90人の教師がいる。また幼稚園は7園あり、120人の教諭が勤務している…

国後島の魚油・魚粉工場11月に稼働 新規雇用46人 ペットフードなど生産

南クリル・リボコンビナートの新しい魚油・魚粉工場が国後島ユジノクリリスク(古釜布)に完成し、11月にも操業を開始する。これまで捨てていた魚の内臓や尾びれなどの廃棄物を原料に、年間5,000トンの魚粉と3,000トンの魚油を生産し、ペットフードや養殖魚の…

色丹神社例祭 元島民と2世 領土返還祈願

北方領土・色丹島の元島民らでつくる色丹神社奉賛会(木根繁会長)は10日、色丹神社例祭を根室金刀比羅神社で行った。元島民と島民2世の9人が出席し、早期の領土返還を祈った。終戦後、元島民が色丹島の神社から「御神体」を根室金刀比羅神社に運んだという。1…

陸揚庫「貴重な資料」 根室―国後のケーブル施設発掘調査 北方領土とのつながり示す

終戦直後まで根室と北方領土国後島を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」の初の発掘調査と雑草除去が9、10の両日、市内西浜町の同施設で行われ、ケーブルの一部が新たに見つかった。作業を指導した北海道博物館の右代啓視(うしろ…