北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-02-26から1日間の記事一覧

「根室新聞」が3月末で休刊 記者確保困難、74年余の歴史に幕

日本最東端の地方新聞「根室新聞」(本社・北海道根室市、従業員数11人)が3月末で休刊することが明らかになった。根室新聞社によると、取材記者の確保が難しくなったうえ、漁業衰退による人口減で部数が減り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で広告収入も…

国後・色丹 2020年の漁獲量10万トン、生産額37億ルーブル 総生産額51億ルーブルの7割占める

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル都市管区のゴミレフスキー市長と幹部職員が2月25日、国後島ユジノクリリスク(古釜布)の文化会館で「2020年の南クリル都市管区の社会経済開発の結果と2021年の主な課題」について報告した。 都市管区の人口は国後…

サハリンで太平洋サケマスの国際会議が開催

2021年2月19日、ユジノサハリンスクの全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロを拠点に、通信も利用し、オンラインとオフラインを組み合わせ、太平洋サケマスの国際会議が開催された。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2021/2/22) 実際に…

国後島・色丹島で「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」コンテスト始まる

「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」コンテストが南クリル地区で始まった。2月26日に地区の最優秀教師と教育者が選ばれる。今年は教師4人と教育者3人が参加している。いずれも南クリル地区を代表する立派な人物だ。地区教育局の専門家や同僚教師、生徒が出場…

色丹島・穴澗 完成した公衆浴場、色丹住宅事務所が所有・運営

色丹島クラボザボツコエ(穴澗)に建設された公衆浴場が公営企業「シコタンスキー住宅管理事務所」に所有権が引き渡された。色丹島を管轄する南クリル行政府のゴミレフスキー市長により2月24日開催された地区議会の臨時議会で承認された。島民待望の公衆浴場は…

色丹島・穴澗の生徒たちがボランティア活動で解放兵士の記念碑を清掃

色丹島の学校のボランティアグループが23日、全ロシアのキャンペーン「英雄の記憶を守ろう」に参加し、クラボザボツコエ(穴澗)にある解放者兵士の記念碑を清掃した。化学と生物の教師であるアナ・クリモワさんが指導するグルーブは、様々なボランティアに定…

択捉島・紗那 博物館でロシアの詩人エセーニンの企画展開催

ロシアで最も人気がある詩人の1人、セルゲイ・エセーニンのコレクションを展示するイベントが択捉島クリリスク(紗那)の郷土博物館で2月27日と28日に開かれる。展示物はモスクワやリャザンなどの美術館が所蔵するもので、美術館による連携プロジェクト「セル…

サハリン--北方四島航路の新造船 サハリンに向けてサンクトを出発

サハリンと南クリル諸島(北方四島)航路に就航させるためサンクトペテルブルクの造船所で建造されていた貨客船「ネべルスキー提督」号が同地からサハリンに向かった。「ネべルスキー提督」号は同航路のために特別に建造された2隻の貨客船の最初の船で、スエズ…

国後島・爺爺岳 「この山は完璧だ」カルペンスキー(コンピュータソフト創業者)

コンピュータ・セキュリティソフトの「カスぺルスキー」の創業者の1人であるエフゲニー・カスぺルスキー氏が自身のインスタグラムに国後島のチャチャ火山(爺爺岳)の写真をアップした。2014年8月に国後島を訪れ、チャチャ火山に登った時のもので「チャチャは…

サハリンで最初の地震観測所 1905年に日本が建てたコンクリート造りの建物

コルサコフ(旧大泊)の住民はサハリンで最初の地震観測所が入っていた日本の建物が取り壊されるのではないかと心配している。建物はコンクリート造りで、郷土史家エレナ・ヴィクトロフナさんが日本から得た情報によると、1909年に大泊に開設された地震観測所…