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択捉島の狩猟場 サハリン州政府が民間委託契約を破棄

サハリン州林業・狩猟庁は、択捉島の狩猟場の管理運営を委託していた「マレンカヤ・カンパニア(小さな会社)」との契約を破棄した。サハリン州で13カ所目となる民間委託の狩猟場は、今年1月18日に同社との間で協定が締結されたばかり。同社は9万7,000ヘクタールの狩猟場を20年間使用し、狩猟ツアーなどを開催し収益を上げる代わりに、狩猟のためのインフラ整備や密猟対策などが義務付けられた。狩猟場は島の北部半分で、バランスキー火山(指臼山)やホワイトロック(白い崖)など観光名所も含まれる。しかし、「小さな会社」は動物の狩猟許可を取得するための手続きを期限内に済ませることができなかった。さらに、密猟者から狩猟場を保護し、インフラ整備する義務を負ったが、同社はこれまで狩猟分野での経験はなく、常勤スタッフや輸送手段の確保などの多額の投資に対応できなかった。狩猟場はこれまでどおり、州の管理に置かれる。(サハリン・インフォ2021/4/3)

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