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エトロフ・リゾート構想実現へ 州政府とVEBインフラ社が協定締結

サハリン州政府は択捉島におけるリゾート開発を進めるため国家開発公社(VEB.RF)の子会社であるVEBインフラ社と協定を締結した。択捉島ではバランスキー火山の温泉が湧き出る川などを核にして総客室数700室の3つ星から5つ星ホテルを建設し、13kmのトレイル、ケーブルカー、ゴルフコース、スキーコンプレックスを整備する総額200億ルーブル以上のリゾート構想がある。州政府のザイツェフ副首相は「この投資プロジェクトは、クリル諸島の観光開発の可能性を現実化する最初の包括的計画であり、非常に重要だ。VEBインフラ社のような力があり、信頼できるパートナーの参加は、プロジェクトを加速する」と述べた。プロジェクトは民間投資に主体だが、同時に択捉島港湾施設整備や空港の拡張などインフラ整備を伴うねのだ。VEBインフラ社のゼネラルマネージャーであるノズドラチェフ氏は「観光はVEBが取り組む優先分野の1つ。ロシアの観光市場は大きな成長の可能性があり、クリルを含むサハリン地域の自然は国内外の観光客をひきつける力をもっている」と自信を見せた。協定に基づいてVEBインフラ社は択捉島リゾートの潜在的な投資家を集め、法的、経済的アドバイスを行う。VEBインフラ社はプーチン大統領が作成した「2030年までのロシアの国家開発目標」によって設定された目標を達成するためのプロジェクトについて、資金調達など立ち上げを支援する組織。(サハリン・クリル通信2020/12/8)

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