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南クリル3島で 命をつないだ1日125gの「封鎖パン」を配布

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北方四島の話題

 サハリン・メディア2020/1/23ほか

第二次大戦の勝利から75周年を記念した行事の一環として、ナチスドイツによるレニングラード封鎖から解放された日である1月27日、択捉島国後島色丹島でも封鎖中に市民に配給された1日125グラムのパンが配布される。ナチスドイツによるレニングラード封鎖は1941年9月8日から1944年1月27日まで872日間続いた。封鎖前の街には300万人住んでいたが、解放された時には55万7,700人しか残っていなかった。ほとんどが餓死だった。色丹島では、子供のころに封鎖を体験し、2年前に色丹島からサンクトペテルブルクに移り住んだバレンティン・スモルチコフさんから1月27日にテレビ電話を通じてメッセージを送ってもらう。スモルチコフさんは、クリル日本センターの仕事を率い、日本との四島交流事業(ビザなし交流)に尽力した人だ。

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