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択捉島・別飛 危険な老朽住宅からの住み替えのためアパート建設急ピッチ

北方四島の話題 

https://skr.su/news/post/126185/

 サハリン・クリル通信2019/8/7

クリル諸島の住宅事情は最も憂鬱なものの一つだった。多くの家はソ連時代に一時的な住居として建てられた。レイドヴォ村(別飛)のアグノヴァさんの家は10度も傾き、家具を配置することもできない危険なアパートだ。ソ連時代の経済的支援政策によって、30~40年前に建てられた。大陸から一時的に島内で働くためにやって来た労働者のためのものだった。それが何十年も使われているのだ。穴が開いた壁は継ぎはぎだらけだ。レイドヴォでは老朽住宅からの住み替えを進めるため新しいアパートの建設が進む。完成予定は2020年。請負業者は完成を3~4カ月前倒しするよう期待されている。シニツィナ村長は「10月は暖房シーズンに入るため、人々は冬の間の石炭や薪を買わずに、冬が来る前にセントラルヒーディングのある家に移りたい」と話す。38世帯が入るレイドヴォのアパート建設には3億ルーブル以上が投じられている。サハリン州全体で、今年の住宅資金の調達額は3倍以上の40億ルーブルになった。危険住宅からの住み替えは2021年までに完了する計画だ。

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