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国後島・古釜布 知事『危険な老朽化住宅が「緊急避難住宅」に登録されていないことが問題だ』

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の老朽化住宅に住んでいるニコライ・ぺルシェグヴァさんは、現在の住居が住み替えが必要な危険住宅と認定され、新築住宅に入居できる権利が認められた。現在の住宅は来年中に取り壊しとなるが、移り住む住宅がなく、サハリン州のリマレンコ知事に窮状を訴えていた。「住み替えが必要な緊急避難住宅として住宅基金に登録されていないため、自分たちでアパートを見つけ、借りる必要に迫られていた」という。リマレンコ知事は「私がサハリンに赴任した時、緊急避難住宅がたくさん残っているのに、きちんと登録されていないことに驚いた。これは問題だ」と語った。州では今後5年間で1,700軒以上の緊急避難住宅からの住み替えのため63万㎡の新築住宅を建設する。25,000人が住み替えを待っているが、建設費は500億ルーブル以上になるとみられ、連邦政府から追加資金を受ける必要がある。(サハリン・クリル通信2020/12/22)

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