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択捉島民『島自体が一つの家族です。ここは私たち、ロシアの島です』 北方四島の主権に関する世論調査

Вести.Ru: Соцопрос о том, кому должны принадлежать острова, не оставил равнодушных среди курильчан

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北方四島の話題

 vesti.ru 2019/2/12 国営放送「ロシア1」

全ロシア世論調査センターの社会学者たちが、南クリル諸島の主権に関する住民の意識を調査するために南クリルにやって来た。調査は択捉島から始まり、5日間で約20,000人の南クリル住民一人ひとりに考えを聞く。南クリル最大の択捉島。人口は約7,000人。ふ化場ではシロサケやカラフトマスの稚魚が飼育されていた。従業員のナタリア・レメゾフスカヤさんは「島の人々は誠実で島自体が一つの家族です。ここは私たち、ロシアの島です」と話した。島民は2つの重要な質問に答える必要がある。「日本が島々を要求していることを知っているか」「島々の引き渡しに同意するか」---。調査への参加は任意であり、正しい答えも間違った答えもない。調査スタッフは企業を回り、従業員の考えを聞く。ディーゼル発電所の従業員コンスタンチン・デメンコさんは島の3代目。「祖父は戦後、この島にやって来た。そして6人の子供を育て、私たちは今もここに住んでいる」---。調査スタッフのビクトリア・チュパクさんは「私たちはタブレットを使って調査を行っています。すべての答えはすぐにデータベースに送られます」と説明した。択捉島の調査は終わり、国後島色丹島に移った。択捉島の調査結果について非公式に暗示しているものがある。水産加工場の壁に「クリル諸島はロシアの領土」とスローガンが書かれている。ちなみに、ビザなし交流でやってくる日本人はこのスローガンを背景に写真を撮りたがる。

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