❐北方四島の話題
astv.ru 2019/10/31
日本人の南クリルへの訪問は島々での共同経済活動に関するロシアと日本の首脳間の合意の一部として行われている。パイロット・ツアーには44人が参加し、プログラムは全体で4日間、国後島と択捉島それぞれ2日間ずつ滞在する。サハリン州観光局のナタリヤ・パホルコワ局長は「日本人向け観光ツアーは国後島がサハリンの観光会社ビートモ、択捉島は島内の企業ギドロストロイ・ツアーが主催している」と説明した。国後島での第一日、ツアー客はゴロブニン(泊山)とメンデレーエフ(羅臼山)の2つの火山を見下ろす展望台や日本人墓地、郷土博物館を訪れた。2日目の31日はストルブチャティ岬(材木岩)、正教会、文化会館を訪問する予定。南クリル行政府によると、地元のバンドが日本人観光客のために演奏を準備している。11月1日から2日、一行は択捉島を訪問し、文化や自然の名所を訪れる。ロシア観光庁はパイロット・ツアーの後、来年にも日本人による南クリル諸島への定期的な観光旅行を開始する予定と発表していた。このプログラムはロシアのインバウンド観光の発展に資するとともに、ロ日間の観光客を2023年までに40万人に拡大するという目標の達成にも貢献するものだ。
