北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方領土を管轄するサハリン州 インフラ整備のための連邦補助金が倍増 2019年は157億ルーブルに

f:id:moto-tomin2sei:20190125111939j:plain

                                                    トルトネフ副首相

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/1/25他

ロシア連邦政府は北方領土を管轄するサハリン州の社会インフラ整備のための補助金として2019年に157億ルーブルを配分する。前年の68億ルーブルから倍増した。極東での投資プロジェクトを議論する政府小委員会で明らかになった。極東連邦管区の代表を務めるトルトネフ副首相によると、極東の各連邦構成主体に配分される補助金総額は560億ルーブル超。このうちサハリン州に28%を割り当てた。大統領令によって極東連邦管区の行政の中心地と位置づけられたウラジオストクを抱える沿海州は45億ルーブルサハリン州のリマレンコ知事代行は「これは、サハリン地域が極東で一番の経済成長センターの役割を果たしているためだ」と語った。これによって州政府は教育、文化、社会保護、スポーツ、公益事業、交通機関、道路施設の積極的な建設を継続する。また、トルトネフ副首相は、この補助金とは別に、州のプログラムの下で実施されるヘルスケア開発に対して、さらに27億ルーブルを配分するとした。道路、教育、その他すべての分野にこうした割り当てが見込まれている。

f:id:moto-tomin2sei:20190125111957j:plain

リマレンコ知事代行