北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-07-01から1日間の記事一覧

日本は「サハリン2」の権益を失うかもしれない

日本政府は「サハリン2」プロジェクトの運営会社サハリンエナジーの財産をロシア企業に譲渡するとしたプーチン大統領の意図を「精査」している。共同通信は「日本企業はサハリン2の権利を失う可能性がある。天然ガスの供給に問題が生じると、エネルギー価格…

色丹島・斜古丹  玄関前の道路ぬかるみ、住民うんざり

色丹島マロクリリスコエ村(斜古丹)の「50年ソビエト通り」は、雨水が流れ込み、未舗装の道路はぬかるんで歩けない状態になっている。排水のため溝が掘られたものの、老朽住宅に住む人は「この地域の住民が新しい住宅に入れるのは2025年。それまで泥の中での…

パラムシル島への高速インターネット導入「西側の制裁により」先延ばし

サハリン州政府は西側による経済制裁により、クリル諸島北部のパラムシル島に、2022年までに高速インターネットを導入する約束を果たせなかった。リマレンコ知事は2019年6月、選挙運動中に公約したが、3年たっても実現していない。カムチャツカ地方とパラム…

「北方領土返還」願い乗せて    くしろバスがラッピング

くしろバスは北方領土返還を求める標語を記した新しいラッピングバスを導入し、7月から市内路線で運行する。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、北方領土へのビザなし渡航事業再開のめどは立たない。千島連盟釧路支部の堀江則男支部長(67)=国後島民2世=は「…

北見市とサハリンの友好都市50年記念事業困難 軍事侵攻後メールに返信なし

北見市は今年、ロシア・サハリン州ポロナイスク市との友好都市提携50周年を迎え、7月中旬に記念事業を予定していた。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、同市と連絡がついておらず、事業開催は困難な状況だ。(北海道新聞北見オホーツク版…

択捉島・紗那 市長の駐車マナーにうんざり 住民が「証拠」写真を撮影

択捉島の住民がクリル地区のロコトフ市長の自宅前にある駐車場の写真を2枚、サフコム通信に送ってきた。彼女は、駐車マナーを問題視して「運転者を見るとうんざりする」といった。自宅から10m先に駐車場があるが、運転者はアパートの入り口前まで乗り入れて…

国後島 給水システム工事を巡り、カザフスタンの会社社長を横領で起訴

ロシア内務省のサハリン当局は大規模な横領事件を摘発した。国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区行政府の給水システム再建事業を請け負ったカザフスタンのオスケメンにある建設会社の社長(62歳)は460万ルーブルの前金を受け取りながら、契約に定…

「サハリン 2」の新しい運営会社はガスプロムになる

プーチン大統領は6月30日、日本企業が出資しているサハリン2プロジェクトの運営企業を変更する大統領令に署名した。現在の運営会社のサハリンエナジーに代わり、ロシア国営ガス会社のガスプロムが石油、天然ガスの生産を管理する。クレムリンは「外国の非友…