北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2018-10-11から1日間の記事一覧

北方領土遺産:映画「生命の冠」…⑤撮影スタッフ・俳優陣と女工さんたちの記念写真

「生命の冠」ロケ終了後に、碓氷缶詰古釜布工場前に勢揃いした女工さんたちと俳優、撮影スタッフの記念撮影。前列左から四人目が俳優・井染四郎、右隣が主演の岡譲二。さらに野田工場長、伊沢一郎。前列右端が内田吐夢監督、左隣が脚本家の八木保太郎。 ロケ…

北方領土遺産:映画「生命の冠」…④野田工場長が撮影した国後島ロケ写真

2015年10月24日に根室市内で開かれた「生命の冠」上映会がきっかけで、国後島ロケの様子を納めた貴重なアルバムが見つかった。 国後島にロケを敢行した撮影スタッフと俳優陣の世話をしたのは、当時碓氷缶詰古釜布工場の工場長を務めていた野田貞蔵さん(昭和3…

北方領土遺産:映画「生命の冠」…③幻のトーキー版

札幌日活館の映画宣伝チラシ。「生命の冠」は「オールトーキー」とある。 根室振興局が開催した上映会で配布したプログラム 「生命の冠」のフィルムはマツダ映画社が保存していた。それを基にしたDVDが2011年に『新潮45』(第347号)の付録となって話題になっ…

北方領土遺産:映画「生命の冠」…②宣伝用スチール写真

映画のロケは国後島古釜布にあった碓氷缶詰古釜布工場で行われた。当時、缶詰工場を経営し、今も根室市で酒造りを続ける碓氷商店(碓氷ミナ子店主)には、映画の宣伝用に撮られたとみられるスチール写真が14枚残っている。 写真左側:主演(岡譲二)とその妹…

北方領土遺産:映画「生命の冠」…①戦前の国後島でロケを敢行、往時の情景を今に伝える

1936年(昭和11年)に国後島でロケを敢行し、同年6月に公開された内田吐夢監督の映画「生命(いのち)の冠」は、戦前の国後島の情景を映像として今に伝える、おそらく唯一の映画である。 <作品概要> ❐監 督 内田吐夢 ❐キャスト 有村恒太郎=岡譲二 有村の妻・…

今年最後のビザなし訪問団が四島から根室港に到着

今年最後となるビザなし交流訪問団が10月11日朝、根室港に到着しました。富山県を訪ねるグルーブは択捉島、国後島、色丹島在住のロシア人島民59人。また、北方四島住民代表団5人と歴史文化専門家交流に参加するみなさんも同じ船で到着。いずれの訪問団も10月…

クリル地区元市長に、5年間の保護観察と追徴金85万ルーブルの判決

❐北方四島の話題 サハリン・インフォ2018/10/10 クリル地方裁判所は、択捉島などを管轄するクリル都市管区の元市長Tigran Avenyanに対して大規模な詐欺の罪で5年間の保護観察と追徴金85万ルーブルを言い渡した。また、3年間、サハリン州および地方自治体にお…