北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

洋上で北方領土学ぶ催し 根室港から「えとぴりか」でクルーズ

小中学生などが北方領土を洋上から見て歴史などを学ぶ催しが8日、開かれました。この催しは北方領土の近くの自治体などでつくる協議会が初めて開催し根室市などから小学生から高校生、およそ30人が参加して北方四島との交流などに使う専用船の「えとぴりか」に乗りました。船内では根室高校の生徒による北方領土や返還運動の歴史についての出前授業が行われ児童などが真剣な表情で聞いていました。このあと船は根室港から納沙布岬の沖合に向かい2時間ほどのクルージングが行われました。船上からは国後島に連なる山や歯舞群島水晶島などがはっきりと確認できたほか海ではイルカの群れも見えて、参加者は双眼鏡を使って眺めたり写真を撮ったりしていました。参加した児童は「北方領土は思っていたより近かった」とか「陸からとは違う北方領土が見えて面白かった」と話していました。根室市北方領土対策課の荒井徹課長は「元島民の高齢化が進むなか子どもたちに北方領土の近さを感じてもらうために企画した。このクルージングをきっかけにより北方領土への意識を高めてもらいたい」と話していました。(NHK北海道 NEWS WEB 2024/9/8)

洋上で北方領土学ぶ催し 根室港から「えとぴりか」でクルーズ|NHK 北海道のニュース