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国後島・古釜布 老朽住宅から住み替えプログラムで新築アパート完成 入居者に引渡し

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、3階建てのアパートが完成し、入居者に鍵が手渡された。連邦政府が進めている老朽化した住宅からの住み替えプログラムの一環で、メテオスタンシヤ通りに建てられた。各戸には電気ストーブ、給湯器などの設備が備え付けとなっているほか、ガラス張りのパルコニーも付いている。国後島地震危険区域にあるため、最大9ポイントの揺れに耐えることができる構造で、屋根は島地域特有の強風にも耐えることができる。中庭には子供用の遊び場が整備された。入居するエレナ・シュヴァエワさんは「このような困難な時期にあっても、ロシアとサハリン州政府が私たちクリル住民のことを忘れず、老朽化した住宅からの住み替えに取り組んでいることは素晴らしいことだ」と感謝した。色丹島でも、マロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(穴澗)で3棟の戸建てとアパート(61戸)の引き渡しが準備中だ。(南クリル地区行政府テレグラム2023/8/29)

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