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北クリル・パラムシル島の飛行場建設 第2段階の設計変更了承 ロシア建設省の設計評価機関

北クリル(千島列島北部)のアクセス問題を解決し、空路による定期的な輸送システムが機能する条件を作り出すために、小型機の離発着場が北クリルのパラムシル島に建設されている。ロシア建設省傘下の設計評価機関である国家専門家審査会(Glavgosexpertiza)は建設の第二段階に関して肯定的な評価を下した。滑走路、誘導路、フェンスを含む建設の第 1 段階について、Glavgosexpertiza は 2021 年に肯定的な結論を出している。プーチン大統領が到達困難なロシア極東地域に定期的な旅客と貨物輸送を整備するよう指示したことを受け、クリル諸島社会経済発展プログラム(2016-2025)の枠組みの中で、DHC-6-400 Twin Otter 機が離発着できる飛行場の建設が進められている。第 2 段階では、飛行場の旅客ターミナルやエプロン、管制塔、飛行のための無線技術や気象サポートの複合施設の建設、照明器具の設置が含まれている。旅客ターミナルは1 時間あたり 35 人の乗客、または年間 6,000 人以上に対応する。(サハリン・メディア2023/4/13)

※パラムシル島はサハリン州に属しているが、サハリンからの直行便はなく、カムチャツカ地方との間で運航されているヘリコプター便とフェリーに依存している。当初は2020年供用開始予定だったが、請負企業の破産などで先送り。2021年12月にリマレンコ知事は2022年10月1日までに完成すると言明していた。