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色丹島 ボクシングチームの元監督 学歴詐称で捜査 住民は支援の署名活動

色丹島で子供たちにボクシングを指導しているヤロスラフ・ザヴァギン監督が色丹アリーナのスポーツスクールを辞任した。その直後、「文書の偽造、作成、使用」という3つの刑事事件が提起された。色丹アリーナの新しい責任者は、元監督が偽の卒業証書を使って職を得ていたとして告発した。これに対し、子供が指導を受けている保護者などを中心に元監督を支援する署名活動が行われている。元監督は保護者の間で大きな名声を得ており、有能な専門家としての地位を確立している。「ヤロスラフの指導の下、子供たちは5年以上ボクシングに取り組み、大会で良い結果を残し、多くの子供たちがサハリン州代表チームのメンバーになっている」「生徒への有能な教育的アプローチのおかげで、元監督はスポーツだけでなく人生においても子供たちのメンターになった」と擁護する。刑事事件の資料によると、元監督は2017年にスポーツスクールのインストラクターとして就職し、中等専門教育の偽の卒業証書を故意に使用した。その後、同じ卒業証書を使用して、高等研究センターで再訓練を受け、コーチになった。同文書によると、元監督は2019年にハバロフスク国立経済法科大学に入学した。警察当局は「教育機関でのヤロスラフ・ザヴァギンの教育に関する情報はなく、彼が卒業証書を受け取ったという情報もない。刑事事件の調査は現在進行中だ」としている。元監督は弁護士を拒否している。彼は、専門学校ではなく学校で勉強したと主張している。「真実が勝つと確信している。私は学校で学び、卒業した。そして、偽の文書を使用したことはない。私をサポートしてくれる人々に感謝している」と話している。(astv.ru 2023/3/28)