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択捉島・紗那で24時間停電が続く「冬を前に、どうやって生き残るの?」

択捉島リリスク(紗那)で深刻な停電が発生している。astv.ru 編集部には2日、クリルの住民から 2 件の情報が寄せられた。住民によると、停電は24時間続いており、子供たちは蝋燭の灯りを頼りに学校に通い、家庭では夕食を作ることが出来ないため商店の食料品が棚から消えてしまうと不安を訴えている。「ディーゼル発電機がガタガタ鳴っている」といい、状況は改善されていない。市長室は全市的な停電を否定している。住民によると、1日朝からレニンスキーコムソモール通り、サハリンスカヤ通りなど市内の一部で停電が発生。「昨日から、窓の下でゴロゴロ鳴っている予備のディーゼル発電機から電気が供給されているが、絶え間ない停電がある。すべての家電製品が使えなくなる可能性がある。子供は学校に行く。2 日目はろうそくの明かりを頼りに。朝食を作ることもお湯を沸かすこともできない」と島民は訴えている。「クリリスクでは 24 時間にわたって停電が発生した。昨日は断続的に停電したが、夕方には完全に止まった。冬は目の前。どうやって生き残るの?」と、別の住民は不安を口にした。ロコトフ市長は「クリル地区では長期の停電はない。電気は供給されており、すべての社会機関は正常に機能している。現在、発電所で修理が行われており、おそらく、その影響で短時間電源がオフになったと考えられる。しかしそれ以上のことはない」とコメントした。(astv.ru 2022/12/2)

※資料写真(択捉島ヤースヌイ空港)