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ロシア副首相、北方四島訪問終了 3日間、病院や観光地など視察

 ロシアが実効支配する北方領土を訪れていたグリゴレンコ副首相兼官房長官とフスヌリン副首相は17日、択捉島で病院などを視察し、3日間の訪問日程を終え、午後に島を離れた。(北海道新聞全道版2021/10/18)

 択捉島を事実上管轄するサハリン州クリール地区行政府などによると、両副首相はリマレンコ州知事の案内で中心地、紗那(クリーリスク)の病院や内岡(キトブイ)の水産加工施設、別飛(レイドボ)の学校建設現場を視察した。

 北方四島の閣僚訪問は通常日帰りだが、両副首相は15日から高級ホテルに宿泊し、観光地も視察。フスヌリン氏は16日に色丹島も訪れた。タス通信によると、グリゴレンコ氏は17日、「クリール諸島(北方領土と千島列島)に観光客を誘致するため、インフラ整備とPRが必要だ」と述べた。(仁科裕章)

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