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新型コロナの影響で観光客が急増する択捉島 温泉利用料2倍、道路の通行料も徴収

記録的な観光客が押し寄せている択捉島では、温泉の利用料金や道路の通行料など値上がりするなど、観光サービスのコスト増を引き起こしている。択捉島在住のツアーガイドであるヴァシリーナ・ナウモワさんは「観光関連企業はお金を稼ぐチャンスを逃さない。今シーズンから、択後島のすべての温泉で、観光客の利用料が2倍になった」と自身のインスタグラムで報告している。さらに、有名な観光地へ行くために水産加工会社が造成した道路を通る必要があり、企業は通行料を徴収している。ロソセバヤ湾(別飛近郊)にある「ウィーピングロックス」と呼ばれる滝の壁に行くためには、水産加工場クリリスキー・ルイバクの敷地内を通行する必要があるが、料金は1000ルーブルかかる。風光明媚なゾロタヤ湾(老門付近)も同じで、水産加工会社スキットに1000ルーブル払わなければならない。「水産会社が道路を建設し、維持しているので、料金を支払う必要があるという。ナウモワさんは「新型コロナの影響で海外旅行が出来ないことやサハリン州政府が択捉島を観光地として売り込みを図っていることから、観光客が増加している」と話している。(サハリン・クリル通信2021/8/27)

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