北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-08-29から1日間の記事一覧

国後から泳いだロシア人 9月2日にもサハリンに引き渡し

イジェフスク出身の風変わりなロシア人による外国市民権を取得するための4回目の試みは失敗した。日本の出入国在留管理局は、国後島から北海道に渡ったヴァース・フェニックス・ノカードの亡命を認めなかった。日出ずる国(日本)まで24キロを泳いで渡ったロシ…

国後島から北海道に渡ったロシア人を拘留 日本政府が札幌のロシア総領事館に通知

TASS 2021/8/29 日本政府は、国後島から北海道に渡ったロシア市民を拘留したことを、ロシア側に正式に通知した。札幌のロシア総領事館によると、公式な通知があったのは8月27日で、「さらなる調査のため拘留した」という。29日の北海道新聞は、「ロシア人は…

ロシア「占領は正当」強調 「日本が先に軍事計画」文書公開 四島侵攻76年 歴史認識で中国と共闘

旧ソ連軍の北方領土への侵攻開始から28日で76年が過ぎた。日本政府は日ソ中立条約を無視して対日参戦したソ連による北方四島占領は「法的根拠がない」と主張するが、ロシア政府は今年、日本が先に対ソ連の戦争を準備していたとする機密文書を新たに公開…

国後「亡命」男性、政府上陸認めず ロシア側に引き渡しへ

北方領土国後島から来たというロシア人男性が根室管内標津町で保護された問題で、日本政府が難民に該当しないとして、特例的に上陸を認める「一時庇護(ひご)のための上陸」を不許可としたことが28日、政府関係者への取材で分かった。北方四島を事実上管…

紗那発至急電「ソビエート軍艦二隻 留別ニ上陸セリ」 ソ連軍上陸--島からの電信記録①

北方四島は1945年8月28日から9月5日までに、ソ連軍によって占領された。あれから76年。道立文書館が所蔵している「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」にとじ込まれた、島からの電報と電話の記録を改めて整理してみた。 1945年(昭和20)8月29日午前11時34分 択捉島…

択捉島・紗那 軍事技術フォーラム「アーミー2021」終了

択捉島で初めて開催された軍事技術フォーラム「アーミー2021」が28日、終了した。クリリスク(紗那)の文化スポーツ会館前広場には、自走式多連装ミサイルシステム「グラート(BM-21)」(2017年配備)や移動通信局、偵察用小型無人機「オルラン-10」、地対艦ミサ…

新型コロナの影響で観光客が急増する択捉島 温泉利用料2倍、道路の通行料も徴収

記録的な観光客が押し寄せている択捉島では、温泉の利用料金や道路の通行料など値上がりするなど、観光サービスのコスト増を引き起こしている。択捉島在住のツアーガイドであるヴァシリーナ・ナウモワさんは「観光関連企業はお金を稼ぐチャンスを逃さない。…

北クリル9島に観光クラスター創設 ロシア政府の法令発効

8月27日、北クリル地区の9つの島々に観光クラスターを設立するためのロシア政府の法令が発効した。税金や保険料の軽減、関税手続きの無料化、外国人雇用の簡素化など優遇措置が受けられる経済特区「TORクリル」(色丹島を中心とした優先的社会経済発展区域)を…