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国後島、色丹島70人が新型コロナのワクチン接種 毎日数十人が申し込み「私はロシアの科学を信じている」「副作用は微熱が出た程度」と安全性アピール

国後島色丹島では、すでに70人が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたほか、毎日数十人が申し込みをしている。国後島に最初にワクチン「スプートニクⅤ」が届いたのは昨年末で、49人が接種を受けた。さらに1月19日には220回分が到着し、一部は色丹島に届けられた。接種の対象は教師、医師、地元企業の従業員、年金受給者、公務員も例外ではなく誰もが受けられる。南クリル行政府のサボチキナ副市長は「私はすでに2回接種した。2回目の後、微熱があったが翌朝は全く問題なかった。すべての人に接種を勧める」と話している。島で最初に接種を受けた1人、南クリル教育センターのアルビナ・ダリンスカヤ所長も「私はロシアの科学を信じている。私の学校のほとんどの教師は予防接種を受けている」と安全性をアピールしている。地区中央病院のアヴラメンコ氏は「ワクチンは毎週、サハリンから届くので、誰でも接種できる。現在114人が申し込みを済ませた。混雑しないよう1グループ5人ずつ、時間をずらして実施しているので混雑はない」と語った。予防接種の前に、医師による体温、血圧、脈拍の測定や喉の検査を行っている。1回目の接種から21日後に2回目が行われる。南クリル地区では新型コロナの発生率は減少傾向にある。(サハリン・クリル通信2021/1/21)

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