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国後島 休暇明けの8月~9月に新型コロナ感染が再拡大すると予測

国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル地区のゴミレフスキー市長は新型コロナウイルス対策会議を開いた。サハリン州の主任医師が、感染が再拡大しているサハリンの状況について、30〜49歳代で発生率が10万人あたり99.9人と最も高いと語った。また主任医師は、南クリル地区を含めてサハリンの予防接種率が低いと指摘した。これを受けて、国後島ユジノクリリスク(古釜布)の地区中央病院の医師は、罹患率が最も高いのは教師、教育者で、2番目が産業労働者だと説明した。軽度か無症状の患者が多くなっており、住民が夏季休暇から戻る8月~9月に感染がさらに拡大すると予測した。市長は企業に対して、消毒の徹底を要請した。各企業の指導者は、幼稚園の職員らが予防接種を拒否している問題を取り上げたのに対し、市長は「これらの機関は地方自治体であり、地方政府の命令と決定に従う義務がある。職員がワクチンを接種したくないのであれば、パンデミックが収束するまで無給で休暇をとってもらうべきだ」と語った。(南クリル行政府2021/6/22)

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