サハリンの建設会社リゴデザイン社が2016年に、国後島ユジノクリリスク(古釜布)に、伝統的な日本スタイルの温泉ホテルを建設するプロジェクトを発表したが、資金確保のメドが立たず進んでいない。建設予定地はプールがあるレクリエーション施設の隣接地が割り当てられ、2017年から2018年に建設される計画だった。ホテルは2階建て1,480㎡で、日本スタイルの3つの温泉露天風呂や客室を備え、総工費は2億ルーブルと見込まれていた。リゴデザイン社は現在もロシア国内と海外から投資家を募っており、予定地では建設に必要な地質、水質調査などが行われている。同社はこの間に設計を変更し、ホテル本館の周辺に家族連れの観光客向けに戸建て宿泊施設を整備することにした。(サハリン・インフォ2020/9/21)
