北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-12-01から1日間の記事一覧

北方領土安全操業・タコ漁、12月に遅延濃厚 ロシア船操業影響、漁具仕掛けられず

日ロ合意に基づく北方領土周辺海域の安全操業のうち、タコ空釣り縄漁の出漁が12月にずれ込むことが濃厚になった。10月16日に解禁を迎え、今月中旬の出漁を予定したが、しけやロシアのトロール船操業の影響で漁具を仕掛けられないため。根室振興局によ…

根室の領土返還要請、首相「面会せず」一転 1日に中央アピール

岸田文雄首相は1日、北方領土返還要求中央アピール行動で上京する根室管内の首長らと面会する。当初は国会対応を理由に応じない方針を決め、内閣府が30日午前に和田義明副大臣が対応すると発表したが、関係者の不満の声を受け、夜になって一転して面会を…

四島返還運動 根室振興局、根室高と連携へ 若者への運動拡大狙う

根室振興局は、全国で唯一、部活動として北方領土問題に取り組む根室高の北方領土根室研究会との連携を始める。12月1日に同校、根室教育局と合意書を交わし、職員派遣や高校間交流の支援で部活動を後押しする。元島民の高齢化に伴い課題となっている返還…

忘れられぬ侮蔑の言葉 色丹島出身・石井恵美子さん(87)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>20

「島から来たやつらだ」。色丹島出身の石井恵美子さん(87)=根室市=は、旧ソ連の北方領土占領を受け、船で10時間かけて島から根室に逃げてきた77年前のあの日、耳にした言葉が今も忘れられない。(北海道新聞根室版2022/12/1) 当時、石井さんは10…

ロシアのスルメイカ大不漁  南クリル(北方四島)海域 98%減の90トン

北海道機船漁業協同組合連合会によると、ロシアの南クリル(南千島)海域のスルメイカ漁は極度の不振のまま終了した。北海道に隣接するロシアの南千島でのスルメイカ操業は9月中旬に始まったが、まとまった資源来遊が同月下旬になっても確認されず、専門操…

スケトウダラ冷凍すり身生産 前年比3倍-4倍となる ロシア

今年2022年、ロシア漁業は高次加工化戦略により、カニカマ原料となるスケトウダラの冷凍すり身生産が、前年2021年の3倍-4倍となる進捗となっている。 今年2022年11月中旬までに、前年同期の6,000トンの4倍となる2万4,000トンのス…

択捉島に冬来たる

「私は去ります」と、秋は静かに言いった。「私の出番だ」と冬がささやいた。1日、択捉島で冬の初日が記録された。(クラスヌイ・マヤーク2022/12/1)

カムチャツカ地方クリル湖周辺で若いヒグマの死亡例が増えている

カムチャツカ地方のクリル湖周辺で0歳から2歳の若いヒクマが死んでいる。外傷や飢えなどの症状はなく、自然保護区では感染症の疑いもあるとして、調査している。クロノツキー国家保護区の検査官は「クリル湖周辺では昨冬生まれた個体や生後2年目の若いヒクマ…

国後島でゴミ選別・焼却施設建設3.3億ルーブル 択捉島は2.6億ルーブル 26カ月以内に建設、17年間運用 サハリン州政府が「エコミール」に委託

サハリン州政府は国後島と色丹島などを管轄する南クリル地区と、択捉島などを管轄する北クリル地区における一般・産業用廃棄物処理事業を民間企業の2社に委託するための準備を進めている。国後島と色丹島の廃棄物処理業務を担うのは今年6月に登記された合同…