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国後島・古釜布 地対艦ミサイル「バル」も公開 軍事技術フォーラム初開催

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国後島ユジノクリリスク(古釜布)の中央広場で、軍事技術フォーラム「Army-2020」が開幕し、2016年に国後島に配備された地対艦ミサイルシステム「バル」も公開された。フォーラムは若者の軍事愛国教育や軍に対する関心を高める狙いで、国後島では初めての開催となる。広場にはラグンノエ(ニキシロ)基地の第71435部隊が使用している自走多連装ロケット砲(BM-Grad)、装甲兵員輸送車(BTR-80)、対戦車ミサイル(ATGM)などの武器や装備などが展示された。マクシモフ副司令官は「今日のフォーラム開催の重要性についてはショイグ国防大臣が指摘している。我々はこれらの武器や装備を使用して毎日訓練を実施しているが、我々は真に平和的な人間だ。私たちはどんな協力の準備も出来ている」と挨拶した。9月3日通りにある「解放戦士」記念碑では戦車などとともに地対艦ミサイルシステム「バル」も公開。現地の沿岸ミサイル部隊のリべロフ少佐は「ハイテク複合兵器のバルは最大射程130kmで、敵の侵攻からクリル諸島を守る。私たちの島々は北側(※択捉島)の沿岸ミサイルシステム「バスティオン」と国後島のバルによって防御されている。敵は私たちの島々に近づけない」と胸を張った。2013年から国後島の基地で任務についてるレシェトニコフ軍曹は「ここは国境地帯であり、近くに隣国がある。軍人としての責任はより重い。私は国後島がとても好きだし、クリル諸島は間違いなく私たちのものだ」と語った。(サハリン・クリル通信2020/8/27) f:id:moto-tomin2sei:20200828101705j:plain

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