❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/2/27
9月3日を第二次大戦終結の日に制定し、ロシアの軍事的栄光の日を確立する取り組みを進めているサハリン州議会議員がロシア連邦議会上院の防衛委員会の拡大会議に出席し、法案作成に向けた検討作業に参加した。1945年9月2日のソ連最高会議幹部会令により、9月3日が対日戦争勝利の祝日と宣言された。しかし、2010年に、9月2日を第二次大戦が終結した日とする法案が成立し、9月3日は影が薄くなった。州議会議員は「対日戦争勝利によって中国や韓国、その他のアジア諸国が解放され独立を獲得。最も重要なことは南クリル(北方四島)と南サハリンを取り戻したことであり、ロシアの不可分の領土となったことだ」と語り、9月2日の現在の記念日を廃止することを提案している。アンドレイ・ハポチキン州議会議員は「9月3日を軍事的栄光の日とすることは、戦後の国境の不変性を強化するものだ」と語った。上院防衛委員会のメンバーは法案の概念を支持するとともに、この法案は外務省と防衛省によってサポートされていると述べた。
