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択捉島・別飛 出生率が増加 ソ連時代の校舎手狭で倉庫を教室に 住民待望の新しい学校が2021年に完成

北方四島の話題 https://skr.su/uploaded/a6/56/8e/35bf8786c658d005f92bba9a48.mp4

 サハリン・クリル通信2019/8/6

択捉島のレイドヴォ村(別飛)で、住民が長年待ちわびた新しい学校の建設が始まった。出生率が増加しており、ソ連時代に建てられた学校では新一年生を受け入れるスペースがなかった。やむなく倉庫を教室がわりに使用していたほどだ。長年、児童生徒を15kmも離れたクリリスク(紗那)の学校に通わせてはどうかという議論もあったが、地元住民は反対し、古い学校に何とか予算を割り当てて維持してきた。リュドミラ・シニツィナ村長は「学校には11のクラスがあり、子供たちを収容するために教師やアシスタントを補充する必要があった。でも学校には実習室もない。新しい学校が建設されていることは、村にとってこの上ない喜びだ」と語った。また、マリーナ・キーゼル校長は「大学の試験に合格できるよう、最新のテクノロジー、情報クラスを備え、子供たちが競い合える環境を整備することが大切だ」と話す。すべての児童生徒に十分なスペースを持った新校舎は2021年末に完成する予定。ソ連時代の校舎は取り壊さず、別に活用される。

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