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択捉島を管轄するクリル地区の2019年予算案 歳入は15億ルーブルに

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2018/12/12

択捉島や得撫島を管轄するクリル都市管区の2019年当初予算案が公表された。クリル地区の予算は年を経て大きく変化している。歳入は2018年に比べて4億1,400万ルーブル増加して14億8.000万ルーブルになった。歳出は逆に5.850万ルーブル減少し、16億9,100万ルーブルとなっている。財政の赤字は2億1,000万ルーブルに縮小した。2020年と2021年にはさらに縮小し、1億4000万--1億6000万ルーブルになる見込み。今後10年間をみると、歳入は11億8,000万ルーブルから13億1,000万ルーブル、歳出は13億5,000万から14億9,000万ルーブルで推移するとしている。2019年予算の内訳は道路整備などが4億8,300万ルーブル。教育に4億6,000万ルーブル、住宅整備・生活関連に2億5,700万ルーブルを計上している。このほか観光開発には4,000万ルーブル、クリリスク(紗那)のアイスホッケーリンク建設に1,690万ルーブルを充てる。