北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2023-02-05から1日間の記事一覧

択捉島・瀬石温泉 暗闇と吹雪の中、紗那からスノーモビルで23km 産科医が出産を助けた

猛吹雪に見舞われた2 月 3 日の朝、択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)村で、体重2600グラム、身長48センチの女の子が生まれた。地元の診療所の医師から、クリリスク(紗那)の地区中央病院に「女性の陣痛が予定しより早く始まった」と助けを求める連絡が入…

「ソ連軍が島に…」北方領土の元島民が語る体験談 中学校で特別授業

2月7日の「北方領土の日」を前に、中学生に北方領土問題について理解を深めてもらおうと24日、福井市内の中学校で特別授業が開かれました。福井市の藤島中学校では生徒に社会問題を自分事として考えてもらおうと、去年から北方領土問題について考える特別授…

「生活の証し消え、とにかく悲しい」 択捉島で戦前伝える校舎焼失

北方領土の択捉島の中心地・紗那(しゃな)(ロシア名・クリリスク)で、第2次世界大戦前の1938(昭和13)年に日本人の手で建設された旧紗那国民学校の建物が焼けた。北方領土を実効支配するロシア・サハリン州などのメディアが伝えた。旧ソ連軍による択捉島…

自転車で羅臼~納沙布岬走破 根室の高校生が動画で領土啓発 2月7日公開

【根室】根室高3年で北方領土根室研究会(北方研)の久保歩夢さん(17)が北方領土問題をテーマにしたロードムービー風の動画を完成させた。根室管内羅臼町から根室市の納沙布岬まで約150キロを自転車で走り、羅臼国後展望塔など啓発施設や北方領土を…

次世代に展望示す責任 千島連盟の後継者連絡協議会会長・小野瀬稔之さん(61)=標津町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>27 

標津町の漁業者、小野瀬稔之さん(61)は、千島連盟根室管内後継者連絡協議会(後継連)の会長。約10年前から後継連の活動に長男渉さん(35)と共に臨んでいる。「元島民2世といっても還暦を過ぎた。将来を考えると、バトンタッチを急がないと」。1…

北方領土問題、知って 江別でパネル展始まる

【江別】7日の「北方領土の日」にちなみ1日、野幌公民館で「北方領土『知るつどい』」が開かれ、同時開催のパネル展が始まった。(北海道新聞江別版2023/2/2) いずれも江別市女性団体協議会などの主催。「つどい」では北方領土復帰期成同盟石狩地方支部の木…

択捉島の記憶、アニメ風動画に 千島連盟根室支部が7日公開 主人公・長谷川さん「戻りたい」

北方領土元島民の体験や島への思いを描いた漫画に音声を付けたアニメ風の動画が「北方領土の日」の7日、動画サイト「ユーチューブ」で公開される。若い世代に北方領土問題を広く知ってもらう目的で、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部が昨年に続…

引き揚げの悲しさ伝える 語り部活動を続ける色丹島2世・荒井秀子さん(54)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>28

色丹島元島民2世の荒井秀子さん(54)=根室市=の母、祥子さん(77)には島の記憶がない。終戦の年に生まれたからだ。祖母の角田キヨノさん(故人)も島の話はあまりせず、荒井さんは「2世なのに何を継承すればいいか迷った時期もあった」と明かす。(…

北方領土問題「忘れないで」倶知安で交渉経過パネル展

【倶知安】7日の「北方領土の日」に合わせ、北方領土問題に関心を高めてもらうためのパネル展が町北1東2の後志総合振興局道民ホールで開かれている。(北海道新聞小樽後志版2023/2/3) 振興局主催。会場では、旧ソ連が色丹島と歯舞群島の引き渡しに同意した…