クリル上陸作戦 (第二次世界大戦中に日本軍に対してソ連の第 2 極東方面軍と太平洋艦隊の部隊がクリル諸島=北方四島を含む千島列島=を奪取するために行った上陸作戦) は、1945 年 8 月 18 日に始まった。この作戦の結果、ソ連軍は 1945 年 9 月までにクリル諸島56島、総面積 10,500 ㎢を占領した。これらの島々は、1946 年にソ連に編入された。クリル上陸作戦は8 月 18 日にシュムシュ島に先遣隊 (約 1,000 人の海兵隊混成大隊) の上陸作戦で始まった。午前5時30分、シュムシュ島の海岸に接近した上陸部隊の船は、日本軍による激しい砲火にさらされ、いくつかは沈没し、多くは砲弾の直撃を受けた。日本軍は激しく抵抗し、戦闘は白兵戦にまで至った。8月23日、日本軍は降伏したが、このシュムシュ島の戦いで、日本軍は 1,018 人が死亡または負傷し、ソ連軍は 1,567 人を失った (うち 516 人が死亡、病院で負傷して死亡した人は含まない)。北クリル諸島と中央クリル諸島では合計30,442人の日本軍人が捕虜となった。(サハリン・メディア2024/8/18)
砲弾を受けて穴があいたM-1ヘルメット。シュムシュ島の戦場で発見された
破壊された日本軍戦車「ハ号」の前で。右の空挺兵は M-1 鋼鉄ヘルメットをかぶっている。シュムシュ島、1945 年 8 月21日
