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択捉島ラッキベツの滝は一年中、いつでも美しい

択捉島サハリン州、クリル地区)のメドヴェジ半島にあるイリヤ・ムーロメツは、この国で最も大きな滝の1つ。水は棚のない高さ141mから流れ落ちる。滝は、北東斜面のデモン山(ラッキベツ岳1199m)の崖から海に流れ落ちる小川から流れ出ている。滝の名前は、1946年の調査隊によって付けられた。彼らは滝の美しさ、壮大さ、そして近づき難さに魅了され、民話の勇敢で威厳のある英雄に敬意を表して命名した。滝にたどり着くのは容易ではないため、通常は海からしか見ることができない。特別な身体トレーニングと装備、そして強い意志があれば、海岸沿いの小道を通ってイリヤ・ムーロメツの滝がある場所に近づくことができる。イリヤ・ムーロメツの滝は、一年中いつでも美しい。夏は険しい崖から水が激しく流れ落ち、冬は流れ落ちる水が氷の塊と混ざり合って奇妙な形を作る。(赤い灯台2024/6/17) 

※ラッキベツの滝は、直瀑(水の落ち口から、岩壁を離れ、また岩壁に沿ってほぼ垂直に落下する滝のこと)としては日本一といわれる。


写真は Land of Adventures TG channel