北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-08-02から1日間の記事一覧

「陸揚庫」親しまれる愛称を 保存、活用は市民運動で 根室でシンポ開催

国の有形文化財となる見通しの「根室国後間海底電信線陸揚庫」の保存と活用を探るシンポジウムが7月31日、根室市内で開かれた。問題を洗い出す形で進められ「親しまれるための愛称が必要」「メンテナンスに『町医者』的な地元業者が関わる必要がある」「保存…

国後島・古釜布の中央公園にウルシ属の危険植物

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の地区中央公園で、ウルシの仲間とみられる有毒植物が植えられていることが分かった。この植物に触れると、体中に発疹や擦り傷が現れる。SNSのテレグラムチャンネル「国境にて」によると、公園内で危険植物は除草されるなど世…

ロシア艦隊がパラムシル島に揚陸艦派遣 軍事車両を陸揚げ

7月31日、太平洋艦隊の大型揚陸艦(ロブチャーⅠ級055)が北クリル・パラムシル島の海岸に乗り上げ、貨物庫から軍事車両を次々と上陸させた。住民によると、ロシア軍が「恒久的に」島に入ってきたという。揚陸艦と一緒に、ロシア国防省のために建造されたタグボ…

択捉島沖 漁師が網から抜け出せなくなった3頭のクジラを救助

択捉島沖に仕掛けられた網に迷い込んで抜け出せなくなっていた3頭のクジラを漁師が救助した。クジラを救助する様子はSNSで共有された。漁師は「1頭は傷を負っているように見えたが、重傷ではなかった。危ないから、ここに戻ってくるなよ」と送り出した。3頭…

国後島でサーフィン・インストラクター養成講座 ロシア各地からサーファー参加 子供向け初心者教室も

サーフィンのロシア代表チームが合宿を行ったことで話題になった国後島で、代表チームのペドロ・バルブド監督が指導者を務めるサーフィン講習会が7月26日から始まった。プロとアマのサーファーがロシア国内各地から集まり、インストラクターを養成するコース…

国後島の人気エコ・トレイルにクマが居座る 付近にキャンプ場

エコトレイルのコースとして人気がある国後島のストルボフスカヤ生態系の径に通じる駐車場近くに若いクマが居座り続けている。近隣にはテントで寝泊まりするツーリストらのキャンプ場があり、観光関係者が気をもんでいる。ツーリストが撮影したビデオがSNSに…

国後島・古釜布郊外の戦勝記念広場 住民が「税金の無駄遣い」と批判

国後島のユジノクリリスク(古釜布)に1年前、戦車など軍事装備を展示する戦勝記念広場(野外の公園博物館)が整備されたが、住民たちは予算の使い方に不満を持っている。このプロジェクトは2017年に着手し、2018年9月3日の対日戦勝記念日までに完了することにな…

ロシア首相が択捉島訪問を総括 病院の設備機器導入のために資金を供給

7月26日に択捉島を訪問したロシアのミシュスティン首相はモスクワで行われた政府の会合で、視察結果を総括し、「択捉島では漁業・水産関係の代表と会い、クリル諸島(この場合、北方四島)に特別な税制度を設けるという考えと、生産者を支援するために必要な措…

択捉島を管轄するクリル地区の臨時副市長にアノキナ氏

択捉島を管轄するクリル地区のオルガ・マティシク副市長が7月20日に退任したことを受け、ロコトフ市長はリリア・アノキナ氏を臨時副市長に任命した。アノキナ氏は長年、一般行政部門で働き、前職は領土管理部門で村長を務めていた。マティシク氏は、ロコトフ…